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自社素材で培った「タンパク質を量産する技術」を社外に開放。受託事業「SPIBER BIOFOUNDRY」を開始
この度当社は、自社素材Brewed Protein™の量産で培ってきた微生物発酵によるタンパク質生産技術を、他社のものづくりに開く新事業「SPIBER BIOFOUNDRY」(バイオファウンドリ事業)を開始いたします。
この技術は、それまで誰も量産できなかった構造タンパク質素材を、約20年をかけて商業スケールでの生産にまで到達させる過程で築き上げてきたものです。
本事業では、その道のりで最も難しい工程であるスケールアップそのものを、サービスとしてご提供いたします。
SPIBER BIOFOUNDRYは、2026年10月に横浜で開催されるアジア最大級のバイオ産業展示会「BioJapan 2026」で初めて披露いたします。
本事業では、目的タンパク質の生産量を高める「タンパク質高生産菌株開発」と、1 Lの培養槽から100 kL超の商業生産設備までを対象とした「プロセス開発・受託製造」の2つのサービスをご提供いたします。
研究用試薬、産業用酵素、診断原料、食品素材など、タンパク質・発酵生産物を対象とし、菌株の設計からラボ検討、パイロット試作、商業スケールでの製造までを一貫してご支援いたします。
当社は創業以来、微生物の力を生かした循環型のものづくりの実現を目指し、遺伝子配列の設計から菌株構築、量産スケールでの発酵・精製に至るまでの技術を自社で積み上げてまいりました。
生産菌株と培養条件の最適化により、商業生産設備での自社タンパク質生産において50 g/Lのタンパク質生産濃度に到達しています。
これは試験管の中で得られたチャンピオンデータではなく、実機での製造における値です。
自社の組換えタンパク質をラボの生産量から商業生産設備での安定生産まで実際に到達させた事業者は、世界でもごく限られています。当社はこれをBrewed Protein™で実現しました。
その技術と設備を社外へ開き、素材の提供にとどまらない多面的な価値提供へと事業を発展させるとともに、微生物によるものづくりの可能性をあらゆる分野へ広げてまいります。
BioJapan 2026会場のブースでは菌株開発と培養プロセスの担当研究者が常駐し、生産量が上がらない、スケールアップで止まっている、少量から製造できる場所を探している、といった課題について直接ご相談を承ります。
今後も当社は、Brewed Protein™の開発・生産・普及に取り組むとともに、本事業を通じて、国内外のパートナー企業の皆さまの研究と事業に貢献してまいります。
代表取締役 CEO 川名麻耶のコメント
優れた技術が、量産の壁を越えられずに消えていく。私たちは、その現実を幾度も目にしてきました。
Spiber自身もまた、その壁を前に、歩みを止めかけた当事者です。
ラボで成功した発酵を大規模な生産設備で再現し、市場に受け入れられる価格で安定的に生産する。この最後の数歩にこそ、最も多くの時間と資金を要します。
費用だけが積み上がる期間が長引くほど、事業の生存確率は低下していく。技術の優劣より先に、時間が勝敗を決めてしまうのです。
量産の壁は、越えられる。Spiberはそれを自ら証明してきました。
商業価格での量産を実現したBrewed Protein™は、40以上のブランドに採用され、上市された製品は200を超えます。その数は、いまも年々拡大しています。
一方で、技術を事業として成り立たせ続けることの難しさも、私たちは身をもって知っています。
だからこそ、製品化までの時間がどれほど重いかを、誰よりも理解しています。
多様な構造タンパク質の開発を通じて培ってきた、ラボの成果を工場へ、そして市場へとつなぐ技術とノウハウ、設備。これを、自社だけにとどめておく理由はありません。
自らの事業のために築いてきた基盤を他社の挑戦へと開き、製品化までの時間を一日でも短縮する。それが、SPIBER BIOFOUNDRYを始める理由です。
戦略パートナー各社との開発は、すでにアパレル繊維から他の産業分野へと広がっています。
本事業を通じた新たな出会いが、これまで想像し得なかった共創を生むものと信じています。
一社でも多くの挑戦を商業化へとつなぎ、発酵技術によるものづくりをあらゆる産業へ広げることで、資源を奪い合わない世界を、いち早く実現してまいります。
出展情報
BioJapan 2026
・開催日:2026年10月7日(水)〜9日(金)
・会場:パシフィコ横浜
・ブース:鶴岡サイエンスパーク 共同ブース内 A-05
・展示内容:バイオファウンドリ事業「SPIBER BIOFOUNDRY」(タンパク質高生産菌株開発/プロセス開発・受託製造)
サービスページ
https://spiber.inc/ja/biofoundry
お問い合わせ
本事業に関するご相談・お問い合わせは、サービスページ内のお問い合わせフォーム、または biopartnerships@spiber.inc までご連絡ください。

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