デザイナー中里唯馬氏が主宰するYUIMA NAKAZATOは、オートクチュール・ウィークにて当社が開発するBrewed Protein™繊維を使用した秋冬コレクションを発表しました。
2019年秋冬コレクションで初めてコラボレーションが発表されて以来、Brewed Protein™繊維を使用してコレクションが発表されるのは、今回で10回目となります。
本コレクションは前シーズンに続き、古代ギリシャ時代における戦争とそこにある人間模様を表現する、モーツァルト原作のオペラ「イドメネオ」の舞台衣装を中里氏がデザインしたことを改めてコレクション制作の出発点とし、鎧など戦うための衣服に代表されるように古代でも現代でも衣服において重要視される“機能性”を排除し装飾的なものと変えることで、現代の大きな流れに対する抗いを表現しようと試みたもので、その中で、Brewed Protein™繊維も繊細な手仕事や新たな技術を組み合わせながら複数ルックで取り入れられ、コレクションのテーマを体現する重要なピースとして用いられました。
100年以上続く日本の機屋にて、旧式の織機で丁寧に織り上げられたBrewed Protein™繊維15%、ウール85%から成るテーラード生地を使用したジャケットやパンタロンの他、Brewed Protein™繊維30%、シルク70%の混糸をアトリエで編み上げたハンドニットによって繊細なドレス、コルセット、ベルトが作られました。また、初期から継続的に展開されている、Brewed Protein™繊維に特殊なデジタル加工を施すことで生地の形状を自由に変形させることができるYUIMA NAKAZATOの独自技術「Biosmocking(バイオスモッキング)」で作られたブラウスが2ルックにて登場しました。
Brewed Protein™繊維15%、コットン85%の生地には、水や熱エネルギーの使用を最小限に抑えたプリント技術である顔料インクを用いたデジタル捺染によって、全面に、人間の内面を映し出すかのような脈打つ血管をイメージしたプリントが施されました。
赤いハンドニットアイテムを含めると、コレクション全体を通してBrewed Protein™繊維を使用いただき、強さと儚さを併せ持った美しい衣服に仕上げ、それを印象深いショーにて披露いただくことで、同繊維の価値や新たな可能性を一層引き出していただきました。
YUIMA NAKAZATOのプレスリリースはこちら。
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_EPSON_DFT不織布シート採用衣装-ガウンの赤色チェック刺繍が施されたライナーに部分的に使用.jpg)

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